Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2011: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2010: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Research Abstract |
Mel-18とBmi-1のPRC1複合体の単離精製に成功し、これを培養乳腺細胞株にmicroinjectionしたところBmi-1で細胞増殖が促進され、Mel-18では細胞増殖が抑制された。Mel-18ヘテロマウスを作製したところ、乳癌の癌抑制遺伝子の発現低下、癌遺伝子の発現上昇を認め、更に乳癌が形成された。臨床検体による検討では良性腫瘍の患者と比較し担癌患者では腫瘍内のMel-18、Bmi-1の発現上昇を認め、癌の進行とともにその発現が低下していることがわかった。そしてホルモンレセプター陰性(ER(-))、トリプルネガティブ(ER(-),PgR(-),HER2(-))患者でMel-18の発現低下が認められた。以上より我々はPRC1複合体が乳腺細胞増殖において相反した働きがあること、乳癌の癌化、進行においてPRC1複合体(Mel-18,Bmi-1)がダイナミックに変化していることを見いだした。現在以上の内容を論文化しており、投稿中である。また動物実験での技術を用いてビーグル犬を用いた実験を行い、「フィブリノゲンシートを用いた肺動脈損傷部の修復」「粘膜焼灼による気管支断端の補強手技」を行った。前者は現在論文化しeuropean journal of cardio-thoracic surgeryに採用間近である。
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