Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2011: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2010: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Research Abstract |
ラットから内リンパ嚢を単離し,螢光顕微鏡を用いてアクアポリン-2・3・11の免疫組織化学的検討を行った. 免疫組織学的検討により,内リンパ嚢において,アクアポリン-2はRRC(rlbosome-rich cell)の基底外側膜に,アクアポリン-3はMRC(mitochondria-rich cell)の頂側膜に,アクアポリン-11は内腔上皮細胞の細胞内に局在していることが分かった アクアポリン-3については,内リンパ嚢における発現は報告されているが,その細胞内における局在についてはまだ報告されていないため,実験に追加した.アクアポリン-3はデキサメタゾンにより発現が増加することが既に報告されており,内リンパ嚢における水代謝においても重要な役割を果たしていると考えられる. アクアポリン-11については,最近蝸牛に発現していることが発表されたばかりで,まだ内リンパ嚢おける発現は報告されていないため,実験に追加したアクアポリン-11は腎臓では近位尿細管の細胞内に発現しており,そのノックアウトマウスは多発性嚢胞腎を発症して死亡する.今回,内リンパ嚢においてアクアポリン-11の発現が確認されたので,アクアポリン-11は内リンパ嚢における水代謝においても重要な役割を果たしていることが推測される. 今後はV2-Rや他のアクアポリンについても,内リンパ嚢における局在について検討し,内リンパ嚢内腔上皮細胞における,水代謝関連分子の局在を明らかにする予定である
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