母子間カルシウムおよびマグネシウム輸送を担う分子の同定
Project/Area Number |
22890248
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General physiology
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Research Institution | National Institutes of Natural Sciences Okazaki Research Facilities |
Principal Investigator |
鈴木 喜郎 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(岡崎共通研究施設), 岡崎統合バイオサイエンスセンター, 助教 (40348503)
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Project Period (FY) |
2010 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥3,146,000 (Direct Cost: ¥2,420,000、Indirect Cost: ¥726,000)
Fiscal Year 2011: ¥1,508,000 (Direct Cost: ¥1,160,000、Indirect Cost: ¥348,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,638,000 (Direct Cost: ¥1,260,000、Indirect Cost: ¥378,000)
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Keywords | カルシウム / マグネシウム / 母子間輸送 / TRPチャネル / 胎盤絨毛上皮細胞 / 妊娠高血圧症 |
Research Abstract |
本年度は前年度に胎仔骨石灰化のためのカルシウムおよびマグネシウム輸送路の候補として同定したTRPM6がヒトにおいても同様の機能を担い得ることを確認するために、ヒト胎盤絨毛上皮細胞のモデルとしてBeWo細胞に着目した。BeWo細胞は通常の培養条件では未分化の栄養膜細胞(cytotrophoblasts)の形態および特徴を呈するが、細胞内のcAMP濃度を増加させると合胞体栄養細胞(syncytiotrophoblasts)様の細胞に分化することが知られている。そこでBeWo細胞におけるヒトTRPM6の発現を調べたところ、通常の培養条件ではほとんど発現が見られなかったが無血清・dbcAMP存在下でヒトTRPM6のアイソフォームの1つであるTRPM6aの発現が顕著に増加した。一方、TRPM7の発現量に有意な違いは認められなかった。以上のことからTRPM6がヒトにおいても合胞体栄養細胞において母子間カルシウムおよびマグネシウム輸送を担い得ることが示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)