Project/Area Number |
22922002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
工学Ⅴ(その他工学)
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Research Institution | Nara University of Education |
Principal Investigator |
福田 哲也 奈良教育大学, 附属中学校, 教員
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Project Period (FY) |
2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2010: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | 「ロボット教育」 / 「創造力の育成」 / 「国際交流」 |
Research Abstract |
本研究における研究内容とその成果について次にまとめる。 (1)地域の小学生を対象にしたロボットセミナーの開催 本校で培ってきたロボット技術を広めようと、地域の小学生を対象にしたロボットセミナーを開催した。2010年6月、およそ20名の小学生に対し、本校中学生と大学生が共同で、セミナーを行った。小学生を中学生が教え、大学生がサポートするという教授形態をとり、このような教育形態は今後の教育に一石を投じるであろう。保護者のアンケートから、ものづくりだけでなく、創造力や人間関係力の向上に繋がると高く評価された。http://nararobot.sakura.ne.jp/seminar2010_002.html (2)世界規模のロボットコンテスト「WRO(ワールド・ロボット・オンピリアード)」への挑戦 日頃から培っているロボット技術を発揮すべく、本校中学生が世界規模のロボットコンテストWRO(ワールド・ロボット・オンピリアード)に挑戦。中学生の部(オープンカテゴリー)において、世界遺産をテーマにしたロボットを製作し、発表した。本校中学生は全国大会で優秀賞(優勝)し、世界大会(フィリピン)でも日本最高位の5位となる活躍を見せた。国内だけでなく現地のマニラ新聞に掲載されるなど、大きな注目を浴びた。http://nararobot.sakura.ne.jp/wro2010_world.html (3)世界最大のロボットコンテスト「FLL(ファーストレゴリーグ)」への挑戦 米国交流校とともにFLLに参加した。ロボット製作はいうまでもなく、今年年のテーマである「Body Forward(最先端の医療・健康増進)」について生徒たちは研究・調査を行った。IPS細胞研究所を訪れたり、JAXAの教育プロジェクトに参加するなど、積極的に取り組んだ。 最終的に関西大会で総合優勝し、全国大会でもトータルプレゼンテーション賞を獲得するなど実績を残した。http://nararobot.sakura.ne.jp/fll2011_zenkoku.html (4)宇宙教育における国際交流の推進 火星探査機や宇宙エレベーターのモデルを製作し、宇宙や宇宙開発について考えるプロジェクトをおこなってきた。2011年2月には本校を訪れた韓国生徒に披露したり、3月には米国・サンディエゴの中学校とTV会議を行い、宇宙教育の活動・成果を発表した。また、ISSから地球の衛星写真を撮影するプロジェクトにも参加し、ISSの軌道上の地点を生徒自ら検索し、20枚の衛星写真を撮った。今後、本活動は大きな発展を見せるだろう。http://nararobot.sakura.ne.jp/special2011_terebikaigi.html
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