Project/Area Number |
22931040
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
臨床医学
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
雨宮 史織 東京大学, 医学部附属病院, 届出診療医
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Project Period (FY) |
2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥570,000 (Direct Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2010: ¥570,000 (Direct Cost: ¥570,000)
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Keywords | 脳機能 / 可塑性 / MRI |
Research Abstract |
周産期障害に伴う脳損傷例において、視覚野での構造的、機能的可塑性について機能画像(fMRI)および構造画像を用いた評価を行った。これまでの研究では、特に若年での脳損傷における脳機能の可塑性が見られたという報告もあるが、今回の実験においては、視覚野の一次からより高次の網膜表象(retinotopic map)において明らかな可塑性は示されなかった。 次に、外科患者を対象とした脳機能評価の準備段階として、脳虚血存在下における、fMRIの解析方法の評価を施行している。脳虚血・梗塞がある場合、神経活動に対する血管反応の違いにより脳機能評価が不適切になる場合があることは知られている。これはfMRIを用いた脳機能(変化)の評価において致命的な問題となるが、既存の報告はいずれもケーススタディーレベルで、客観的で適切な解析方法の利用もなかった。本実験では、血管反応モデルを想定しない解析を試み、従来の方法との比較を行っている。また、同時にfMRIにおける脳血管反応の特性を利用した、脳虚血評価の可能性につき実験を施行している。
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