Project/Area Number |
22F21089
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Review Section |
Basic Section 63030:Chemical substance influence on environment-related
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
大嶋 雄治 九州大学, 農学研究院, 教授 (70176874)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SUMON KIZAR AHMED 九州大学, (連合)農学研究科(研究院), 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2022-04-22 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | マイクロプラスチック |
Outline of Research at the Start |
水環境でマイクロプラスチック (MP) による環境汚染が危惧されている。また、コロナ流行下PPCPsの使用が増加しており、それらが環境中に流出して水生生物への影響が懸念される。よって本研究ではメダカを用いて、MPとPPCPsの複合曝露による蓄積・排出動態を調べ、そのベクター効果を解明するとともに、行動影響を評価する。実験では2種のPPCPsを用い、PS-MPと2週間複合曝露後清水で飼育、その魚体中のMP個数を計測し、PPCPs体内濃度をHPLCにて定量、その体内濃度変化から、体内動態モデルを構築してベクター効果を検証する。さらに曝露14日目のメダカについて行動試験を行いその影響を評価する。
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Outline of Annual Research Achievements |
近年、水環境でマイクロプラスチック (MP) および医薬品・生活関連物質 (pharmaceutical and personal care products, PPCPs) の使用が増加しており、それらが環境中に流出して水生生物への影響が懸念される。本課題では、特別研究員がメダカを用いてMPとPPCPsの複合暴露による蓄積・排出動態を調べ、そのべクター効果を解明するとともに、行動影響を評価することを目的とした。本年度は、まず曝露・分析の技術習得のため、anthraceneを用い濃度を変えた50 um MPとの共曝露実験を行った。淡水ヒメダカ-ANT+濃度の異なる58-um PE-MP共曝露実験: ANT (200 ug/L) 、ANT+低濃度PE-MP (0.6 mg/L) 共曝露区、ANT+中濃度PE-MP (6 mg/L) 共曝露区、ANT+高濃度PE-MP (60 mg/L) 共曝露区を調整し、MPと1日平衡化を行った後、ヒメダカ (38尾/区) に曝露を行った。10日間曝露後、4日間排泄させ、10, 11, 12, 13, 14日目にサンプリングした。換水は半止水式 (1回/1日、全量交換) とした。得られたメダカ体内ANT体内濃度から、ベクター効果が確認された。ツインコンパートメントベクターモデルを用いて解析し、MP濃度による影響を検証した結果、MP濃度の増加とともにベクター係数は減少した。本成果は学会発表・論文へとつなげる予定である。また実験終了した農薬曝露による魚類行動影響評価の成果をとりまとめてもらい、論文投稿直前まで進んでいる。この後PPCPsで実験に進む予定であったが本人の事情で急遽帰国することとなり、現時点で予定の成果を上げることができなくなった。今後ネットを介して実験成果のとりまとめを行い、論文発表を進める予定である。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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