Project/Area Number |
22H00007
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 2:Literature, linguistics, and related fields
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
狩俣 繁久 琉球大学, 戦略的研究プロジェクトセンター, 産学官連携研究員 (50224712)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下地 理則 九州大学, 人文科学研究院, 教授 (80570621)
白田 理人 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (60773306)
荻野 千砂子 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (40331897)
坂井 美日 鹿児島大学, 総合科学域総合教育学系, 准教授 (00738916)
原田 走一郎 長崎大学, 多文化社会学部, 准教授 (00796427)
木部 暢子 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 大学共同利用機関等の部局等, 名誉教授 (30192016)
平子 達也 南山大学, 人文学部, 准教授 (30758149)
五十嵐 陽介 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 研究系, 教授 (00549008)
岡崎 威生 琉球大学, 工学部, 教授 (90213925)
和智 仲是 琉球大学, 熱帯生物圏研究センター, 助教 (40635299)
當山 奈那 琉球大学, 人文社会学部, 准教授 (90792854)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥42,640,000 (Direct Cost: ¥32,800,000、Indirect Cost: ¥9,840,000)
Fiscal Year 2024: ¥12,350,000 (Direct Cost: ¥9,500,000、Indirect Cost: ¥2,850,000)
Fiscal Year 2023: ¥14,300,000 (Direct Cost: ¥11,000,000、Indirect Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2022: ¥15,990,000 (Direct Cost: ¥12,300,000、Indirect Cost: ¥3,690,000)
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Keywords | 琉球諸語 / 九州方言 / 比較歴史言語学 / 言語系統樹 / 集団遺伝学的言語研究 / 言語系統樹研究 / 記述研究 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、歴史的な繋がりの深い琉球諸語と九州方言について(1) 個々の方言の文法体系を把握できるよう作成された6冊の調査票(総計860例文)を用いて現地調査を実施し、(2) それによって得られた文法資料を用いて個々の方言の文法体系の記述を行いながら、(3)先行研究の成果も踏まえ琉球諸語と九州方言の比較研究を行う。(4)合わせて集団遺伝学の手法を用いて琉球諸語と九州方言の重層的な言語史と系統関係を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は琉球諸語と九州方言の現地調査を行った。なおCOVID19の影響がまだあり、特に高齢話者の方々を感染に対する懸念が根強く現地調査を実施できなかった地域もあったが、調査票をレターパックで送付して行う郵便調査等の遠隔調査を行って資料収集を行った。日本語の例文を方言に翻訳してもらう方式の調査票を使用して資料収集にあたっているが、分析には単語の文法形式を検索の対象とする計画であることから、例文を文法形式毎に分割し文法事項のインデックスを付す作業を行った。2022年度は琉球諸語と九州方言の現地調査を行った。なおCOVID19の影響がまだあり、特に高齢話者の方々を感染に対する懸念が根強く現地調査を実施できなかった地域もあったが、調査票をレターパックで送付して行う郵便調査等の遠隔調査を行って資料収集を行った。日本語の例文を方言に翻訳してもらう方式の調査票を使用して資料収集にあたっているが、分析には単語の文法形式を検索の対象とする計画であることから、例文を文法形式毎に分割し文法事項のインデックスを付す作業を行った。2022年度は琉球諸語と九州方言の現地調査を行った。なおCOVID19の影響がまだあり、特に高齢話者の方々を感染に対する懸念が根強く現地調査を実施できなかった地域もあったが、調査票をレターパックで送付して行う郵便調査等の遠隔調査を行って資料収集を行った。日本語の例文を方言に翻訳してもらう方式の調査票を使用して資料収集にあたっているが、分析には単語の文法形式を検索の対象とする計画であることから、例文を文法形式毎に分割し文法事項のインデックスを付す作業を行った。2022年12月24日、25日に「言語系統樹ワークショップ」を開催した。報告者とコメンターとして狩俣繁久、和智、五十嵐、岡崎威生が参加し、集団遺伝学的研究の可能性について議論を深めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
covid-19の影響で対面による現地調査の難しい地点もあった。特に伝統方言話者が高齢なため対面調査には慎重さが求められたが、郵便調査を併用して資料収集にあたって解決を図った。既存の方言データを活用した方法も併用して研究を進めた。
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Strategy for Future Research Activity |
covid-19の規制緩和がなされているので、現地調査の機会を増やし資料収集にあたる。調査済みデータを用いた試験的な分析を行う。
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