日本文学及びその関連分野のデータ駆動のためのテキスト形成の総合研究
Project/Area Number |
22H00009
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 2:Literature, linguistics, and related fields
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Research Institution | National Institute of Japanese Literature |
Principal Investigator |
入口 敦志 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (80243872)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
太田 尚宏 国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (40321666)
松田 訓典 国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (40511481)
山本 嘉孝 国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (40783626)
中嶋 英介 東北大学, 文学研究科, 専門研究員 (40838108)
齋藤 真麻理 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (50280532)
木越 俊介 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (80360056)
山本 和明 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (90249433)
藤實 久美子 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (90337907)
落合 博志 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (50224259)
海野 圭介 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (80346155)
青木 睦 国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (00260000)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥23,790,000 (Direct Cost: ¥18,300,000、Indirect Cost: ¥5,490,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2022: ¥6,370,000 (Direct Cost: ¥4,900,000、Indirect Cost: ¥1,470,000)
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Keywords | 書誌情報の高度化 / テキストマイニング / データ駆動 / 古典籍書誌情報の高度化 / 古文書書誌情報の高度化 / 古典テキスト形成 / 古典籍テキストクリティーク / テキストの高度化 / メタデータ / 古典テキストクリティーク |
Outline of Research at the Start |
日本文学及びその関連分野の文献資料につき、データ駆動に適したデータを形成するために必要な可読化の作業に関する総合的な研究を行う。本研究では、テキストデータとともに、そのテキストをめぐる書誌情報や物質としての特徴、伝来などの情報を加味したかたちでの情報学的解析に耐えうる駆動データ作成のための研究を推進する。この研究は、テキストマイニングの一歩先を見すえた真の文理融合研究を目指すものであり、日本研究のみならず、同様の問題を抱える諸外国の古典研究を先導し、大きく寄与することが期待できる。
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Outline of Annual Research Achievements |
電子テキストの生成と高次化につき、整定・校訂・注釈・書誌情報などにつき、データ生成の方法と形式の問題などについて検討し、理想とする複合的な電子データのありかたりについての基礎的な研究の方法について方針を策定した。これに基づき、以下の課題につき、研究を開始した。 書誌情報に関するメタデータの付加については、全く新しい試みであるため、まず計測のために必要な機器類の選定についての検討・研究を行った。それに基づき、メジャーやスケール、温湿度計などを準備し、試験的な運用を開始した。この試行により、機器の適正、計測の方法、計測環境による変化などに関する実測データを蓄積し、その結果を多角的に検討することで、実際の運用に向けての研究を継続している。特に、実測データの持つ意味については、従来の蓄積がないため、慎重な検討を行っている。 電子テキストの高度化については、国文学研究資料館蔵山鹿文庫の山鹿素行自筆本『中朝事実』を底本として行い、更には注釈情報を付加するかたちを模索つつ検討を重ねながら、試験的に作業を進めている。またその諸本の所在の確認と調査を行い、校訂作業に資する情報を収集している。 上記のような各論にあたる研究を開始し、それぞれの研究を相互に関連付けるため、統括班において情報と成果を集約し、分担者相互の連絡をはかりながら、データの形式や作成方法についての調整を行った。これにより、当該研究を推進するために必要不可欠な情報と研究方法の基盤を構築した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナの影響で、予定されていた実地調査などは大きく制限されたが、オンラインの活用による、情報の整備と共有がすすみ、おおむね予定通りの研究をすすめることが出来た。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度構築した研究推進のための方法や情報の基盤を利活用し、それぞれのブランチの研究を推進する。書誌のメタデータに関しては、更に試行を繰り返し、採録情報の精度を高める研究をすすめる。さらに、採録した情報を駆動可能なものとするためのデータの構造設計も並行して検討し、最終的な情報搭載へとつなげていく。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)