Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
外国語によるコミュニケーション能力は、他者との相互作用(interaction)を通して習得されることが知られており、その神経基盤モデルも構築されつつある。しかし、そのモデルは、筆記の相互作用や認知(ワーキングメモリ、適性等)・非認知(共感性、感情等)能力を十分に検討できていない。本研究では、fMRIを用いて、口頭及び筆記による他者との相互作用に関与する神経基盤と学習者に認知・非認知能力の影響を明らかにし、モデルの精緻化を図る。これら研究課題を解明することで、本研究は、第二言語習得の認知・神経基盤の理解を目的としている心理学や神経科学の進展に貢献する。