Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
社会的孤立状態にある高齢者(以降、孤立高齢者)を社会参加活動に引き出せないことが行政や地域包括支援センター等専門職で課題となっている。そこで本研究は、孤立高齢者とその関係者への3時点でのインタビュー調査により、孤立高齢者の日々の生活実態や社会関係、およびその生活や社会関係をどのように捉えているのか等、孤立高齢者の実態や実情を克明にする。それにより、孤立状態を抜け出せないボトルネックを解明し、専門職が行う社会的孤立対策への示唆を得ることを目指す。また首都圏の65歳以上高齢者対象の郵送式質問紙調査により、定性的調査で得た知見がどのような特性の孤立高齢者に多く認められるのかなど妥当性も検証する。