Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
「数」の情報は我々の選択行動において決定的に重要となる要素の一つである。これまでの研究では、数の知覚は、数の情報が呈示される文脈によっても影響を受ける「主観的な」感覚であることが報告されている。しかしながら、数量知覚の主観性が、どの脳領域から、どのようにして生まれてくるのかは明らかではない。そこで本研究では、この「数量知覚の主観性」に注目し、数量の錯覚現象と脳機能イメージングおよび非侵襲脳刺激法を組み合わせることで、数量知覚の主観性に関連する神経基盤を因果関係も含めて明らかにする。