Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
全固体電池が実現するために重要な課題が,信頼性・耐久性の確保である.中でもボトルネックとなっているのが,異種積層界面での電気化学反応によって生じる膨張収縮挙動である.本研究では,全固体電池の運転時の環境変化により誘起される原子欠陥・過剰の材料強度学的・電気化学的評価手法を体系化し,高機能積層体の性能ならびに長期信頼性を向上させるための設計に関する研究を推進する.加えて,歯科治療においても同様の現象が報告されており,前述した現象を応用し,歯科の診断や治療への応用展開を行うことで,工学や歯学を越えた学術と応用の両立を目指した研究を展開する.