Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
研究代表者が開発してきた“その場”電子顕微鏡法を基盤とするナノ力学実験法を活用し、種々のナノメートル・原子サイズの変形駆動型機械素子と摩擦素子を開発する。ナノメートル・原子サイズの細線、クラスター、接点、ワイヤー、チューブなどのナノメートル機械要素を原子レベルで観察しながら、ピコメートル精度で操作して変形・複合し、原子サイズの機械素子を創製する。この素子の構成原子の配置を同定し、機械的特性をはじめとする諸特性をその場で解析する。さらに、変形・摩擦時の機械素子駆動を直接観察し、劣化と破壊の機構を明らかにする。こうした成果を基に、新しい機能をもつ微小機械素子を発明し、原子スケール機械学を展開する。