Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
航空機用や産業用に用いられるガスタービンにおける液体燃料の安定燃焼は,安全性や効率の向上,有害物質の生成抑制等の観点から,その予測と制御は極めて重要な課題である.本研究では,精巧な実験と高精度な数値解析を併用することにより,液滴群の着火・燃え広がりと群燃焼の発現メカニズムについて明らかにすることを目的とする.具体的には,乱流渦スケールや乱れ強さを系統的に制御された一様等方性乱流場の噴霧火炎を対象に,液滴数密度や乱流特性,圧力等が液滴クラスター間の着火・燃え広がり現象に及ぼす影響を最先端の実験と数値解析を駆使して詳しく調べる.