Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
マイクロ領域における化学反応時の全成分濃度と温度の同時イメージング法を確立し、拡散係数と反応生成率の空間分布を求めることを目的とする。このイメージング法は水の近赤外吸収帯の分光特性を応用した独自の方法である。本研究では、精度向上とともに、多くの反応に使用できるように波長と濃度変換モデルをデータベース化する。拡散係数と反応生成率の算定については、化学輸送方程式をベースにしたパラメータ最適手法を開発し、液液反応と触媒反応時の値を求める。本研究は局所加熱時の拡散係数と反応生成率の変化を明らかにする特色があり、計測制御技術の提供とともに、溶液反応に関する学術的知見を得る。