Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
微量なエネルギーで動作するセンサを屋内外に設置して必要最小限のデータを収集し,情報処理技術を駆使して十分な解像度で現実空間を認識するスマート社会基盤の実現に向け,(1)広域設置された小型センサ群への電力供給方法,(2)位置情報のないセンサデータに基づく現実空間認識手法に取り組む.前者に関しては,電力を運ぶ無線パルスに宛先情報を重畳してマルチホップ伝送し,任意エリアのセンサ群に指定量の電力を供給する新技術(無線パワープロセッシング)を開拓する.後者については,各センサが収集するデータの類似度からセンサの相対的位置関係を推定して,現実空間の認識に活用する技術(位置情報非依存空間認識)を確立する.