Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
セメント・コンクリートを構成するカルシウム(アルミノ)シリケート水和物(C-(A)-S-H)と類似の結晶性状をもつと考えられるアルカリシリカゲルや,膨潤性粘土鉱物などのもつ特性の共通点,相違点を整理する。膨潤―収縮性状をもつ微晶質水和物の乾湿に伴う結晶構造の変化とマクロな変形挙動を結びつける数理モデルを構築し,鉄筋コンクリート構造物の新規建設における設計への実装による長寿命化や,既存の高経年化した鉄筋コンクリート構造物の評価への適用による供用期間の推定手法を提案することを目指す。