Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
本研究の概要は、循環型社会で求められる解体性・リサイクル性を考慮した異種材接着技術の開発を行う研究である。金属材料と複合材料などの異材接着接合において、構造体の使用中に要求される十分な接着強度を有し、かつ、構造体を解体する際に接着層を容易に解体できる易解体性接着剤の開発を行う。接着接合の解体性の支配因子としては、①解体の駆動源の選択、②解体時における接着樹脂部の軟弱化、が挙げられる。本研究では、熱硬化性樹脂を基材とし①としてセラミックス系粒子等を解体駆動源とした接着接合を提案し、②として外部からマイクロ波を照射し粒子を自己発熱させ接着樹脂部のみを熱分解温度に到達させて軟弱化による解体を試みる。