Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
焼酎の製造に用いられる白麹菌(Aspergillus luchuensis mut. kawachii)は、デンプン分解酵素とクエン酸を高分泌生産する性質をもつ。白麹造りは、前半は温度を上げてデンプン分解酵素であるアミラーゼの生産を、後半は温度を下げてクエン酸の生産を促す工程が採られている。本課題では、白麹菌のエピジェネティック因子、シグナル伝達因子、および転写因子を解析し、温度変化からデンプン分解酵素とクエン酸の生産制御に至る一連の分子機構を解明する。