Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
本研究では納豆菌と麹菌が産生するタンパク質分解酵素(プロテアーゼ)の中から猫腸コロナウイルス(FCoV)のスパイク蛋白質等を分解できるプロテアーゼを選出し、猫の培養細胞やマウスへの毒性試験を実施した後に、FCoVが感染している猫へのプロテアーゼ投与を行い、猫伝染性腹膜炎(FIP)の予防薬への道を検討する。本研究の成果は納豆菌や麹菌のプロテアーゼの種類を変えることによりFIPだけにとどまらず、多くのウイルス感染症の治療に応用可能である。