Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
本研究では、さまざまな老年症候群や加齢性疾患の予防・治療法開発につなげるため、加齢に伴うタンパク質への酸化修飾に着目し、それらがタンパク質構造・機能に及ぼす影響を明らかにする。タンパク質酸化は酸化ストレスを示すマーカーとして捉えられているが、加齢に伴って酸化されるタンパク質やその酸化部位を同定した例は数少ない。そこで、加齢性に酸化が亢進するタンパク質を生体試料から網羅的に探索するとともに、酸化修飾がタンパク質の構造や機能に及ぼす影響を、構造生物学的手法によって原子レベルで明らかにする。