Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
申請者らが発見した、哺乳類特有の100kbpから2,000kbpを超える非常に長い遺伝子(超長鎖遺伝子)の発現制御機構は、神経発生や脳の形成・発達期において重要な役割を担っており、さらにその破綻が神経変性疾患である筋萎縮性側索硬化症(ALS)の原因となる。本研究では、高等生物に備わった神経超長鎖遺伝子を安定発現させるための高次遺伝子発現ネットワーク制御の分子基盤を明らかにし、脳の発生・発達を制御する 遺伝子発現調節機構の包括的な理解、さらにALS発症の分子病態解明を目的とする。