Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
免疫チェックポイント阻害剤(ICI)の登場により、難治性癌の治療成績が飛躍的に改善している。ニボルマブ等の投与では劇的な治療効果が認められる一方、奏効率は20%程度に留まっており、新たな治療法の開発が急務となっている。IL-15はNK細胞および成熟CD8+T細胞の活性化などに中心的な役割を担うサイトカインであるが、副作用などが問題となり臨床応用に至っていない。本研究ではIL-15の改変体をデザインし、副作用を低減しながら抗腫瘍活性のみを発揮する新たな人工サイトカインを創る。