Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
サルコペニアは筋力や身体機能の加齢に伴う低下で低栄養が悪化させる。咳は肺炎防御の中心で、その強さを呼吸筋が制御する。呼吸筋のサルコペニアとも呼べる呼吸筋筋力等の低下による咳の弱体化と低栄養で肺炎がおきる。呼吸筋力は肺活量で代用しうる。肺炎の悪化で胸水が貯まるが、胸水は胸膜のリンパ管が排出する。現在不明な点は1)高齢者の肺活量と肺炎死の関係、2)呼吸筋力増強による肺炎再発の改善効果、3)胸膜脈管系の正常解剖や胸水による変化、その治療法である。1)は約千名を観察したデータで、2)は肺炎症例に呼吸筋力訓練や栄養補充を加え、3)は胸膜脈管可視化モデルで解析し、高齢者肺炎対策の新規戦略を示す。