Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
研究期間全体では250名のコントロール群と、250名の大腸進行腺腫症例を集め、便検体を採取し、便検体中のFn数(Fn亜種も含む)をデジタルPCRで計測する、また、便中ヘモグロビン濃度(便潜血)も調べる。さらにこれらを、大腸内視鏡所見と照らし合わせることで、Fn検査と便潜血検査の大腸腫瘍診断性能(感度、特異度)を比較する。また、一定期間後には同じ調査を実施するだけでなく、初回時の便Fn数により将来の大腸腫瘍発生(異時性大腸腫瘍)を予測できるかも調べる(大腸腫瘍リスク検査)。本研究により便Fn検査の有用性が証明できれば大腸がんの予防や早期発見につながる可能性が極めて高い。