Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
本研究では,こどもの発達障がいの頻度を増加させると考えられている,妊娠中の薬物曝露,感染,低栄養等の外的要因の影響を観察するため,複数のラットモデルを用いて産仔の脳の発達を検討します。この研究では,発達期の中枢神経のどのような細胞にどのような変化がみられるかをひとつひとつの細胞のレベルで捉えることで,非遺伝的な要因による脳の機能の変化と,これまで様々なモデルを通じて検討されてきた遺伝的要因による発達障がいの特徴との関係を調べ,それらの脳に共通の構造的・機能的特徴を探索します。