Development of biological aging index focusing on "care-term"
Project/Area Number |
22H03525
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59040:Nutrition science and health science-related
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Research Institution | National Institutes of Biomedical Innovation, Health and Nutrition |
Principal Investigator |
吉田 司 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 身体活動研究部, 研究員 (20822175)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 陽介 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 身体活動研究部, 室長 (60550118)
渡邊 裕也 びわこ成蹊スポーツ大学, スポーツ学部, 准教授 (70644376)
渡邉 大輝 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 助教 (90894501)
木村 みさか 京都先端科学大学, アクティブヘルス支援機構, 客員研究員 (90150573)
藤田 裕之 京都先端科学大学, バイオ環境学部, 教授 (70523819)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥16,900,000 (Direct Cost: ¥13,000,000、Indirect Cost: ¥3,900,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | フレイル / ケア期間 / 介護予防 / 健康寿命 / biological aging |
Outline of Research at the Start |
介護予防は本来、「介護保険制度の要支援・要介護認定(介護認定)の発生」の有無で評価される他、「重症化の抑制」という意味も含まれるため、介護認定の発生という一時点の評価だけではなく介護が必要な期間(ケア期間)の機能低下パターンの違いよる評価が必要である。本研究は、介護認定の発生時期、介護度、ケア期間の状態像の変化等の情報を得るとともに、種々の生活習慣や社会的・機能的変数などの情報と組み合わせることによって、介護認定の発生とその後の重症化を予測できる指標の開発を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は、死亡をエンドポイントとする寿命と、要支援・要介護認定をエンドポイントとする健康寿命の差、すなわち他者からの援助や介護が必要な「ケア期間」の低下パターンに注目し、種々の生活習慣や社会的・機能的情報との組み合わせによる、ケア期間の状態像の変化を予測する指標の開発を目指す。 京都府亀岡市をフィールドとした高齢者研究コホート「亀岡スタディ」は2011年に立ち上げられ、ベースライン調査と介入試験は本研究課題開始前に終了している。亀岡市との連携により、亀岡市情報公開・個人情報保護審議会による審議を経て住民基本台帳情報と介護保険情報の研究利用について承認を得た。 本年度は累計2万件以上ある住民基本台帳情報と介護保険情報のデータ整理を行った。死亡を主とする住民基本台帳情報はデータ整理を終え、ベースライン調査を含めた解析を行った。死亡をエンドポイントとして、抑うつを評価するGDS-15およびWHO-5とフレイルを評価する基本チェックリストを組み合わせた解析では、抑うつ者は死亡リスクが高いがフレイルを調整すると関連がやや弱くなったため、フレイルの改善に注力する意義を示唆する結果を報告した。死亡をエンドポイントとした睡眠を評価するピッツバーグ睡眠質問票の解析では、睡眠時間と睡眠の質の組み合わせで、短時間睡眠で睡眠の質が悪い群、及び長時間睡眠で睡眠の質が悪い群は死亡リスクが高いことが明らかとなった。以上の解析結果は2本の論文として英文誌に投稿・掲載した。引き続きデータ整理およびデータ解析を進める。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
累計2万件以上ある住民基本台帳情報と介護保険情報のデータ整理を行い、死亡を主とする住民基本台帳情報のデータ整理を概ね終えることができ、ベースライン調査を含めた解析結果を2本の論文として投稿・掲載ができたため。 会議を通して亀岡市との連携を深めるとともに、亀岡市主催の市民講演会に登壇し、これまでの亀岡市における取組の成果報告と今後の研究の方向性について市民に広く伝え社会還元ができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、介護保険情報のデータ整理を行うとともに、データ整理を終えた住民基本台帳情報と他の評価指標との関連についての解析を進める。 パネルデータ取得のための準備を行うとともに、利用可能なコホートの開拓を進める。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)