Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
骨髄由来免疫抑制細胞(Myeloid-derived suppressor cell; MDSC)は担がん病態下では抗がん免疫応答を抑制し、がんを増悪化させる。これまでに我々は、種々の脂肪酸の中でパルミチン酸のみがMDSC分化や機能を阻害することを見出している。本研究課題では、パルミチン酸がMDSCの分化や免疫抑制機能に与える影響の分子メカニズムを明らかにし、将来的には、がん治療における患者の栄養管理の重要性を明らかにし、食事療法を効果的に組み合わせたがん治療に繋げていく。