Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
申請者らは脂肪肝を素地とするNASH関連肝がんのマウスモデルを用いて、規則的な運動が肝がんの発症を有意に抑制することを見出した。本研究では「臓器連関」の観点から、運動による、骨格筋から産生される酵素により代謝される物質の変化や、腸内細菌が産生する代謝物質の変化に着目し、肝がん形成を抑制するメカニズムの解明を目指す。特に、運動群の骨格筋ではトリプトファン代謝に関係するKAT3が高発現していたことから、トリプトファンの代謝物の変化に着目する。