Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
研究代表者が確立した糖鎖抗原への高効率な免疫誘導法を応用し、新たな食物アレルゲンであるα-Gal糖鎖への抗体産生を誘導できる免疫モデルをマウスで確立する。これをプラットフォームとして、IgEの産生ポテンシャルを有する食物由来の糖鎖抗原を探索する。IgEのエピトープとなりうる糖鎖抗原については、これを特異認識するモノクローナル抗体を作成し、どのような食物に含まれているのかを免疫組織化学により解析する。また、対象の糖鎖抗原が食物中にどのような分子形態(糖脂質であるか、糖タンパク質であるかなど)で存在しているのかを明らかにして、これを含む食物を摂取した際に起こるアレルギー発症の仕組みへとアプローチする。