Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
本研究ではVR疑似体験において体験している空間を他者と共有し、コミュニケーション要素を取り入れたVR疑似体験共有視聴システムを独自に構築することで、DTxとしてのVR活用において新たな領域を拡張することを目的としている。具体的に、患者や高齢者など施設から気軽に外出できない人が、自宅の様子や思い出の詰まった場所に高精細なVR空間で疑似外出し、同じVR空間上で家族や身近な人の顔を見ながらコミュニケーションをとることのできるシステムを開発し、患者層や高齢者に最適化されたコンテンツの創出を行う。そして入院現場や高齢施設での活用とDTxとしての有用性や施設側におけるQOL(生活の質)の向上の評価を行う。