中学校の英語の授業で国際共修の理論の確立を図る ーグローバルシチズンを目指してー
Project/Area Number |
22H04087
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1180:Education on school subjects, primary/secondary education-related
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Research Institution | 仙台市立上杉山中学校 |
Principal Investigator |
Wako Miyuki 仙台市立上杉山中学校, 中学校教諭
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥410,000 (Direct Cost: ¥410,000)
Fiscal Year 2022: ¥410,000 (Direct Cost: ¥410,000)
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Keywords | 英語教育 / グローバル・シティズンシップ / 異文化理解 / 国際共修 / SDGs / 市民教育 / 国際的志向性 / gigaスクール構想 / グローバル・シチズンシップ / オンライン交流 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、中学校の英語の授業でグローバルシチズンに必要な力を養成するために、どのような授業が有効なのか(ないのか)、授業内容と指導方略の理論の確立を目指すことである。 具体的には、複数の海外協力校とオンラインで問題解決型学習を実施する。そして、共通の指標を用いて、授業の有効性を包括的に評価する。使用する題材を、実際に日本の生徒が使用している英語の検定教科書の中から選択し、授業の延長線上に海外協力校とのオンライン学習を設定することで、現場で実践可能な中学生版「国際共修」を提案したい。
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Outline of Final Research Achievements |
公立中学校の英語の授業で、グローバルシチズンを目指す中学生版「国際共修」の理論を構築するために、実証研究によってどのような授業が有効であるかを明らかにすることを課題とした。そのため、中学校2年生の英語の授業で、スロバキアなど数ヶ国の学生と、異なる学習形態での国際交流を設定し実施した。国際的志向性を測定するアンケートなどから効果の比較を試みたところ、交流方法の違いによって、異なる力や国際的な志向性を育むことができることが明らかになった。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
これまで、中学校の英語教育において、現実の世界で英語を活用するような実践的なアプローチについて、その効果を実証した研究は少ない。本研究の成果は、一般的な公立中学校の学習者が、クロームブックを使用して国際交流を行うことが可能であり、しかもその効果が高いことを示したことだ。また、交流方法を選択し、学習者に育成したい資質・能力に的を絞って的確に身に付けさせることができることも明らかにした。すなわち、クロームブックを国際交流に有効に活用する方法を提示したことは、GIGAスクール構想が掲げる「個別最適な学び」と、教育振興基本計画に掲げる「グローバル人材」を育成することに貢献し、教育的に大変意義深い。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)