Project/Area Number |
22H04168
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1200:Educational technology-related
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
Kamada Shogo 北海道教育大学, 附属函館小学校, 教諭
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2022: ¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
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Keywords | デジタル教科書 / 共同研修システム / オンライン / 学校DX / 教育DX |
Outline of Research at the Start |
学校休業時のオンライン化の対応や「個別最適な学び」と「協働的な学び」を一体的に充実させる重要ツールとして「デジタル教科書」をとらえ,その事例開発とデジタル教科書に関する教師の指導力向上を図る。共同研修システムについては,昨年度の取組から授業実践のデータをクラウド上で共有化し,オンラインの会議で検討・協議する本校の研究協議会システムを活用できると想定している。 A 遠距離学校間共同研修システムの構築と研修効果の検証 B 副教材としてのデジタル教科書等の内容とその活用法の明確化 この二つを研究によって明らかにする。
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Outline of Final Research Achievements |
「個別最適な学び」と「協働的な学び」を一体的に充実させる重要ツールとしてデジタル教科書等をとらえ,その事例開発と教師の指導力向上を図ることを目指した。共同研修システムについて,昨年度の取組から授業実践データをクラウド上で共有化,オンラインで検討・協議する本校の研究協議システムを活用し,研究を進めた。 その成果として,教科書のデジタル化(ビューアの機能を含む)によるメリットを生かし,視覚化や音声化による場面把握や状況理解を促し,操作化や共有化によって学び合いを活性化することができた。また,共同研修システムを活用して,遠距離学校間においても実践を広く公開したり,検証したりすることができた。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
本取組は,これからの学校DX,教育DXに寄与することができたと考える。デジタル社会が進展する中で,「何を」「どのように」「なぜ」デジタル媒体,アナログ媒体を子供及び教師が活用していくのかを考える一考察につながった。 今後は,一授業や教科内にとどまることなく,学校における教育活動全体を通じたデジタル教科書等の効果的な活用を実現することが必要である。また,各学校間の共同研修システムを確立し,時間的・空間的制約を超越した子供及び教師の「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指す必要がある。教師の「働き方改革」が求められる中,縮小・削減や限定ではなく,「効率的」で「持続性」を目指した。
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