Project/Area Number |
22H04184
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1210:Science education-related
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Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
Iwasaki Hiroshi 大阪教育大学, 連合教職実践研究科, 講師
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2022: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | 特別支援学校 / 知的障がい / STEAM教育 / 自然災害 |
Outline of Research at the Start |
知的特別支援学校中学部におけるSTEM教育を踏まえた地震防災教材プログラムの開発し、実践を通して検証することである。この実践を通して知的特別支援学校の中学部生徒が、科学リテラシーの資質として重要な要素Creativity(創造性)、Critical Thinking(判断的・批判的思考)、Communication(コミュニケーション)、Collaboration(協働)の4つのCについて育成されているかどうかや、地震防災についての資質・能力を高めるだけでなく、実生活に活かされているかどうかの評価を踏まえながら改善し、教材プログラムを開発していきたいと考えている。
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Outline of Final Research Achievements |
本研究では、実践事例がない知的障がい特別支援学校での自然災害を踏まえたSTEAM教育プログラムを開発して実践することができた。特に本プログラムでは、Four Cs(創造性、判断的・批判的思考、コミュニケーション、協働・共同)の資質向上をねらいとして作成した。これら4つのスキル獲得を目指した活動に関して、コロナ渦ということもあり特に協働・共同に効果があるペア学習などを行えなかったために、生徒たちがFour Csの目標値3を超えることができなかった。しかし、実践を重ねたことにより数値を上げていき実施前より高い数値で終えることができ、特に創造性を伸ばすことができる実践であったことが示された。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
本研究では、実践事例がない知的障がい特別支援学校での自然災害を踏まえたSTEAM教育プログラムの実践例を示すことができた。そして、知的障がい特別支援学校におけるSTEAM教育プログラムを開発する際には、単に体験的な活動な場面を設定するのではなく、生徒にとって扱いやすく身近でなじみのある素材を使用することが重要であることが示唆された。また、生徒による自己評価の「楽しかった」と「わかった」の数値も高かったため、災害を恐れずに学習意欲を強く持ちながら、学習内容も理解できていた実践であったことが示された。
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