モデル動物によるNLRP3インフラマソームの活性化寄与分子の生理的意義の解明
Project/Area Number |
22H04356
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
3190:Biomedical structure and function, pathology, infection/immunology, and related fields
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
KANEKO Naoe 愛媛大学, 医学系研究科, 技術専門職員
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2022: ¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
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Keywords | インフラマソーム / ヒトタンパク質アレイ / 炎症 |
Outline of Research at the Start |
NLRP3インフラマソームは、遺伝性炎症疾患やメタボリックシンドロームなど、様々な疾患との関与が報告されている細胞内タンパク質複合体であるが、その調節機構については未だ不明な点が多い。これらの疾患に対する新たな治療標的の探索のために、ヒトの約2万種類のタンパク質アレイを用いて、NLRP3と相互作用するタンパク質の網羅的探索を行った。昨年までにin vivoでもin vitroの結果と矛盾しない結果を得た。本年度は、各組織での役割を明らかにする。
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Outline of Final Research Achievements |
NLRP3インフラマソームは、遺伝性炎症疾患やメタボリックシンドロームなど、様々な疾患への関与が報告されている細胞内タンパク質複合体であるが、その調節機構については未だ不明な点が多い。そこで、これらの疾患に対する新たな創薬ターゲットを見出すために、ヒトの約 2 万種類のタンパク質アレイを用いて、NLRP3と相互作用する新規タンパク質の網羅的探索を行った。本年度は、昨年度に引き続き得られた候補についてマウスモデルを用いて評価を進めた。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
NLRP3遺伝子の恒常的活性化変異はクリオピリン関連周期熱症候群という自己炎症疾患の原因となる。また、NLRP3インフラマソームは、メタボリックシンドロームなど様々な疾患への関与も報告されている。NLRP3インフラマソームを標的とした治療薬候補は世界中で開発が進められているが、新規分子を標的とした治療薬は未だ存在しない。本成果により同定した新規分子を中心とするインフラマソーム調節機構の解明を進めることで、NLRP3インフラマソームが関与する疾患の発症機序ならびに治療薬の開発につながる可能性がある。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)