Project/Area Number |
22H04378
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
3210:General internal medicine, organ-based internal medicine, internal medicine of the bio-information integration, and related fields
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
Makino Yuki 金沢大学, 附属病院, 診療放射線技師
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥450,000 (Direct Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2022: ¥450,000 (Direct Cost: ¥450,000)
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Keywords | 磁気共鳴イメージング(MRI) / 拡散強調画像(DWI) / 腎腫瘍 / 磁気共鳴画像(MRI) |
Outline of Research at the Start |
磁気共鳴イメージング(MRI)は優れた組織コントラストを有するため腎腫瘍の質的診断に有用である.一方,一部の良性腫瘍は悪性腫瘍と類似した画像所見を呈するために鑑別に難渋し,経皮的腎生検や手術が施行されてしまうことが問題となっている.そこで本研究は腎腫瘍の良悪性鑑別ができる新たな画像バイオマーカを開発し,臨床応用することを目的とする. この研究の第一段階として,腎腫瘍の手術前にMRIの拡散強調画像を取得し,独自に開発した拡散解析より拡散パラメータを算出,得られた拡散パラメータと手術後の病理結果との関係性を明らかにする.
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Outline of Final Research Achievements |
磁気共鳴イメージング(MRI)で取得できる腎拡散強調画像(DWI)の信号に内在する血流,水分子の自由拡散および制限拡散成分の3つの水分子拡散情報は,多重指数関数解析を行うことで分離して定量的に評価することができる.本研究では飲水負荷前後に同一条件で腎DWIを取得し多重指数関数解析を行い,上記3成分の拡散係数マップを算出した.その結果,腎髄質の制限拡散成分の拡散係数は飲水負荷後に有意に増加し,本手法で算出できる拡散係数マップが腎の機能変化に追従することが明らかとなった.
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
本研究は,MRIを使用して非侵襲的に腎腫瘍の良悪性鑑別が可能となる,新たな画像バイオマーカを開発するための第一段階の検討であった.腎DWIの多重指数関数解析で算出できる拡散係数マップが腎の機能変化を反映できることから,腎腫瘍においても,血流・水分子の自由拡散および制限拡散成分の拡散係数マップと腎腫瘍の病理結果との関係性を明らかとすることで,良悪性鑑別へ応用可能であると考える.
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