Project/Area Number |
22H04432
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
4110:Information science, computer engineering, human informaticsand, applied informatics related fields
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
Takeo Yuhi 大分大学, 医学部, 理学療法士
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2022: ¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
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Keywords | 内受容感覚 / Virtual Reality |
Outline of Research at the Start |
身体認識は、視覚と触覚とを同期させることで人為的に変調できることが報告されてお り、身体認識をゴム手に転移させる「ラバーハンドイリュージョン」が代表例として知られている。最新の研究では、仮想環境での視覚のみでも身体認識が変容することが報告されている。一方で、仮想環境での身体認識を用いた運動学習に関して一定した見解は得られていない。 近年、外受容感覚のみならず、内受容感覚によっても身体認識が変容する事が報告されている。中でも、心臓から得られる信号(心拍)は、身体認識のみならず運動機能にも関与する可能性が報告されている。しかしながら、内受容感覚を用いた身体認識と運動学習とを関連付けた報告はない。
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Outline of Final Research Achievements |
本研究課題は、「バーチャルリアリティーを用いた身体認識の操作中に、さらに内受容感覚を付与することで身体認識の変容が強化され、それに従属してバーチャルリアリティー環境上での運動学習も変化するか?」という学術的問いを立て、行動学的ならびに神経生理学的に検証することを目的とした。コロナ禍の影響によりシステム環境構築に時間を要し、健常者を対象としたデータ収集は実施できていない。しかしながら、バーチャルリアリティー環境の構築は終了し、現在直ちに実験を開始できる状態である。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
本研究課題が明らかとなれば、バーチャルリアリティー上で内受容感覚を付与した視覚情報のみで運動学習の向上が可能となり、リハビリテーション分野やスポーツ分野における新たな運動学習システムの確立に寄与する可能性がある。
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