日本・英米との比較から見たフランス現代哲学の主体・人格概念(愛・性・家族を軸に)
Project/Area Number |
22K00022
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 01010:Philosophy and ethics-related
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Research Institution | Kyushu Sangyo University |
Principal Investigator |
藤田 尚志 九州産業大学, 国際文化学部, 教授 (80552207)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | フランス近現代哲学 / 主体性 / 人格性 / 愛 / 性 / 家族 / ベルクソン / 記憶 / かゆみ |
Outline of Research at the Start |
本研究は、フランス現代哲学の主体・人格概念を、日本・英米の潮流と比較しつつ、愛・性・家族の解体・再構築に関する事例分析に即して再検討することを目的とする。アロマンティック・アセクシュアル(無性愛)を含む広義のLGBTQ、代理家族・事実婚を含む家族形態の多様化が主体や人格という概念に対してかつてない難問への応答を要請してくる現在、現代フランス哲学者たちがこの問題をどう取り扱ってきたのかを、精密なテクスト読解に基づいて検討することを旨とする。主体・人格概念の徹底的な改変を試みたフランス現代哲学を、現代社会において動揺する愛・性・家族に関する新たな理論の模索として読み直す可能性を探りたい。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度の研究も、1)ベルクソンを中心とする近現代フランス哲学研究を軸に、2)愛・性・家族の形而上学とその脱構築について進められた。1)に関しては記憶の分析哲学者たちとの共同作業が本格化しつつあり、その成果は次年度一部公刊されるはずである。2)に関しては、2024年1月より慶應義塾大学出版会のHP上で「結婚の哲学史」と題する連載を開始している。今年度の研究成果としては、主に共著3冊(日本語2冊・英語1冊)、論文2本(英語1本、仏語1本)、翻訳1冊(仏語⇒日本語)を発表した。また、口頭発表14本(すべて単独。日本語6本、フランス語6本、英語2本)を行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度前半は家族の健康問題もあり、計画どおり順調に進んだとは言えないが、後半で取り戻し、おおむね順調に進んでいると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
今後に関しては、今年度までと同様、上記1)と2)を軸に研究を進めていく予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(27 results)
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[Book] ベルクソン思想の現在2022
Author(s)
檜垣立哉・平井靖史・平賀裕貴・藤田尚志・米田翼
Total Pages
272
Publisher
書肆侃侃房
ISBN
9784863855564
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