The Research on the spreding of Japanese thought to the West centering on Dogen's Shobogenzo
Project/Area Number |
22K00058
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 01020:Chinese philosophy, Indian philosophy and Buddhist philosophy-related
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Research Institution | Komazawa University |
Principal Investigator |
石井 清純 駒澤大学, 仏教学部, 教授 (30212814)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
何 燕生 郡山女子大学短期大学部, その他部局等, 教授 (00292186)
角田 泰隆 駒澤大学, 仏教学部, 教授 (60259033)
頼住 光子 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (90212315)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 禅 / 道元 / 正法眼蔵 / 国際化 / 行仏威儀 / 欧州 / 北米 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、世界的に受容され注目される、日本の禅思想について、道元撰『正法眼蔵』を中心に、その思想構造と受容形態を分析することを目的とする。 研究活動は、米国・東西ヨーロッパ・東アジアの研究者を結ぶ、隔週のオンライン研究会が中心となり、各研究者の専門分野により、①『正法眼蔵』の倫理学・哲学的分析研究、②『正法眼蔵』の他言語への翻訳研究、③原典の構造分析と実践に関する研究、の3班により進めてゆく。
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Outline of Annual Research Achievements |
昨年度に引き続き、原則隔週の木曜日に、オンライン読書会を開催した。具体的には、2023年4月13日より2024年3月21日3月21日まで、23回の開催となっている。 参加者数(登録者数)は、研究代表者と分担者4名に加え、17名となっている。その国籍は、日本・アメリカ・中国・イタリア・ドイツ・フランス・ロシア・エストニア・ポーランド・チェコの10カ国にわたっている。多くが、それぞれの国の大学で教鞭を取る研究者で、哲学、言語学、歴史学等、それぞれの専門分野から、学際的、国際的な意見交換を、活発に行うことができた。 読み進めている内容は、仮字『正法眼蔵』「行仏威儀」巻で、2023年度は、5月に出版された、曹洞禅テキストプロジェクト版の英訳『正法眼蔵』も参照し、英語圏における『正法眼蔵』解釈を盛り込みながら議論を行った。読書会の内容は、基本と成る資料を担当者が作成し、解釈を発表、それをもとに種々の視点から読会を行うというものである。議論の内容は、配付資料とともに録画してアーカイブ化し、参加者限定にて公開している。 2024年度は、同じ巻を継続的に読み進めるが、最終年度でもあることから、現時点におけるまとめとして、印度学仏教学会第75回学術大会においてパネル発表を行う。パネルのタイトルは、「仮字『正法眼蔵』への多角的アプローチの可能性を探る」であり、パネリストは、研究代表者と分担者全員より構成されている。 『正法眼蔵』は、全体95巻より構成される。研究期間終了後も、国際的研究としての重要度に鑑み、読書会を継続してゆく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
読書会の開催、およびその発表に向けての計画は順調に進んでいるが、進捗の速度については、当初の予定よりも遅れが出ておいる。 それは、2023年5月に、対象となるテキスト『正法眼蔵』全巻の新たな英訳が出版されたことによる。この英訳には詳細な脚注が付され、解釈とともにそれらを新たな参考資料として読み込んでゆく作業が追加されため、読み進める速度が低下したものである。ただしそれは、学術的には重要な要素であり、これまでに無かった、新たな解釈の可能性を見出すことができている。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、「行仏威儀」巻の65%まで読解が進んでおり、2024年度中の読了を目指して読書会を継続している。 また、9月に駒澤大学で開催される印度学仏教学会第75回学術大会におけるパネル発表を申請し、学会本部に承認された。研究代表者および分担者禅院がパネリストとなって、本研究の成果を報告する。タイトルは」仮字『正法眼蔵』への多角的アプローチの可能性を探る」であり、伝統的解釈から、現代的なアプローチまで、多角的な発表を予定している。 今後は、『正法眼蔵』のその他の巻についても、継続的に会読を継続する所存である。
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Report
(2 results)
Research Products
(27 results)
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[Book] 中国仏性論2023
Author(s)
頼永海著、何燕生訳
Total Pages
560
Publisher
法蔵館
ISBN
9784831877680
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