神仏習合と修験道ー神社横断的視点と東アジアへの広がりからの検討
Project/Area Number |
22K00119
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 01040:History of thought-related
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Research Institution | The Nakamura Hajime Eastern Institute |
Principal Investigator |
加藤 みち子 公益財団法人中村元東方研究所, その他部局等, 主任研究員 (10306524)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 修験道 / 神仏習合 / 葛城修験 / 天神信仰 / 台湾・韓国とのつながり / 神社横断的視点 / 東アジア / 言語文化史的視点 / 韓国 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、「神社横断的視点」と「東アジア的広がり」のもとに、神仏習合と修験道の関係について、明らかにすることである。具体的な研究計画としては、時代と神社を絞って調査を進める。時代は、日本において神仏習合が色濃く進んだ中世(11世紀~16世紀)とし、神社は、伊勢神宮・厳島神社・出雲大社・春日大社・熊野三山・諏訪大社・伏見稲荷・秩父神社・白山権現・英彦山神宮(順不同)を取り上げる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、神仏習合と修験道関係について、「神社横断的視点」と「東アジア的広がり」のもとに、検討することにあるが、本年度は、修験道と神仏習合に力点をおいて、講演を行うとともに、年度末に台湾・韓国の現地調査を行い「東アジア的広がり」の研究に着手することができた。 まず、奈良・薬師寺にて、「神仏習合と修験道ー葛城修験を読み直す」と題し、修験道の祖といわれる葛城修験道の成立と、法華経信仰ならびに一切経写経等の事業流行との相関関係、また両部神道の成立に関する、人的交流の動向なども踏まえた講演を行った。当日は、参会した南都修験道の実践者から貴重な意見や重要な知見を得た。後日論考にまとめる際に、当該の知見を活用する予定である。 また、8月には「天神信仰」の歴史的発展について、神仏習合の視点から講演会を行った。天神信仰の起源についてはかねてから、御霊信仰の一種として先行研究が詳しく論じているが、平安時代の御霊信仰の発展として成立した天神信仰が、御霊信仰の全盛時代にとどまらず、現代にいたるも広く影響をのこしている背景には、神仏習合の時代的変容が拘わることを指摘した。特に室町から江戸時代の神仏習合について論じることができたのは、重要な成果である。本件についても、後日論考にまとめる際に、当該の知見を活用する予定である。 また、年度末に、台湾・韓国の霊山に関し、現地における史料調査を行い、「東アジア的広がり」の研究に着手することができた。現時点では史料収集とその精読の段階であるが、本年度中に調査結果を発表につなげたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は、葛城修験と天神信仰に関し、神仏習合の視点から研究発表を行うとともに、年度末ではあるが、海外調査に着手することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
海外調査の結果を、東アジア的視点からの調査報告として、学会発表は論考の作成につなげていく予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)