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Basic Research on the Philosophies, Theories, and Methods of Theatre and Theatre Activities that Overcome Child's Poverty

Research Project

Project/Area Number 22K00251
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 01070:Theory of art practice-related
Research InstitutionProfessional College of Arts and Tourism

Principal Investigator

飛田 勘文  芸術文化観光専門職大学, 芸術文化・観光学部, 助教 (60800901)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2023-03-31
Project Status Discontinued (Fiscal Year 2022)
Budget Amount *help
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Keywords演劇教育 / 社会的包摂 / 子どもの貧困 / 児童演劇
Outline of Research at the Start

現在7人に1人の子どもが貧困状態にあるという事実を踏まえ、本研究では、日本における子どもの貧困をテーマとする演劇・劇場活動の全体像の把握を試みる。具体的にはアンケート調査やインタビュー調査などを通して、①子どもの貧困を描く現代演劇の目的と意義、②貧困家庭の子どもの参加を前提とする演劇ワークショップの目的と理論、方法、③公共劇場やおやこ劇場における子どもの貧困への支援の可能性を調査し、解明する。同時に、異なる分野である子どもの貧困と演劇の間にある隔たりを解明し、交流を創出し、共通理念や言語を形成していく。

Outline of Annual Research Achievements

現在7人1人の子どもが貧困状態にあるという事実を踏まえ、また社会的包摂をテーマとする芸術活動の研究においては、子どもの貧困をテーマとする演劇活動が断片的にしか扱われていないことを問題視し、本研究では、日本における子どもの貧困をテーマとする演劇・劇場活動の全体像の把握を試みる。
初年度は、主に文献を通して貧困をテーマとする演劇・劇場活動について調査した。劇の上演についての調査では、例えば神奈川芸術劇場「暗いところやってくる」(作:前川知大、演出:小川絵里子、2012年初演)や、演劇集団Ring-Bong「さなぎになりたい子どもたち」(作:山谷典子、演出:藤井ごう、2022年初演)などが挙げられる。物語の主人公は子どもではなく、母親だが、二兎社「シングルマザーズ」(作・演出:永井愛、2011年初演)なども、子どもの貧困を扱っている演劇作品である。こうした作品は、ひとり親家庭の問題やヤングケアラーの問題が一緒に語られることが多く、子どもの貧困が、他の子どもを取り巻く社会問題と複雑に関連していることがわかる。
演劇ワークショップについての調査では、アーティストが子ども食堂などを訪問し、演劇ワークショップを提供する機会が増えている。その目的は、純粋に演劇に体験してみること、あるいは、子どもたちと一緒に楽しい時間を過ごすことだったり、コミュニケーション能力などの非認知能力の開発だったりする。
劇場についての調査では、兵庫県立尼崎青少年創造劇場の「わくわくステージ」や可児市文化創造センターの「私のあしながおじさんプロジェクト」など、劇場が地元の中高生を無料招待することにより、貧困家庭の子どもたちを含む、多くの子どもたちが、演劇にアクセスできる仕組みが存在している。

Report

(1 results)
  • 2022 Annual Research Report

URL: 

Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

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