| Project/Area Number |
22K00267
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 01080:Sociology of science, history of science and technology-related
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| Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
岡本 拓司 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (30262421)
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| Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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| Keywords | 加藤元一 / 呉建 / 素粒子論 / 固体物理学 / 不減衰伝導学説 / 野口英世 / 湯川秀樹 / 朝永振一郎 / 山極勝三郎 / アインシュタイン / ロックフェラー研究所 / 化学療法 / 血清療法 / 免疫 / 梅毒 / 黄熱病 / 競争 / 帝国大学 / ドイツ / 細菌学 / 量子力学 |
| Outline of Research at the Start |
20世紀前半のノーベル物理学賞、化学賞、生理学・医学賞の日本関連の推薦・被推薦・選考等について、国際的な研究状況、および研究機関や研究者の間の関係との関連を解明し、同賞の選考の実態を分析するほか、日本の研究機関・科学者が国際的な研究機関・科学者のネットワークにおいて占めていた位置などを明らかにする。そのために、ノーベル賞選考文書の調査、国内外の関連機関の文書、および研究者の個人文書の調査を行う。
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| Outline of Annual Research Achievements |
2023年度末にスウェーデン出張により得た資料の整理を行った。この出張により1973年に至るまでのノーベル賞について推薦・被推薦・選考等に関わる情報を得たが、湯川秀樹(1949年)の受賞以降、日本関連の推薦・被推薦は増加し、朝永振一郎の受賞(1965年)でさらに勢いを増したこと、具体的には、日本人が複数の異なる課題に関して、本格的に国際的な競争の中で存在感を示すようになったことが明らかになった。湯川以来の素粒子理論における優位は引き続き維持されているが、その他の領域でも優れた業績が注目を集めるに至っている。 また、ノーベル賞の歴史を振り返り、受賞対象の選考に当たって、特定の成果を自然科学3賞(物理学、化学、医学)のいずれに属すると看做すかについて、どのような配慮がなされたかを簡単にまとめて発表する機会を得た。さらに、日本の科学全般と、第1回以来のノーベル賞との関わりについても外観を記して発表する機会を得た。 戦前期のノーベル賞関連の話題の中では、1930年代の、加藤元一・呉建への推薦をめぐる動向がもっとも大きな影響をもったものと考えられるが、後の生理学界の流れにも関わるその全貌を明らかにすべく、関連資料の調査、収集、整理を行った。特に慶應義塾大学の加藤の研究室に関しては同時代の刊行物の中でも広く論じられており、さらなる資料の調査と収集により、同研究室の活動やそれへの評価に関し、より詳細な解明が可能であることが明らかになった。今年度の作業により、今後この調査を行っていくための指針を得ることができた。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度は具体的な発表に至った成果は少ないが、資料の調査・収集・整理を進めることにより、今後、論文等に記すべき内容を蓄積していくことができた。具体的には、2023年度末にスウェーデン出張で得た情報を解析することにより、第二次世界大戦後、とくに湯川秀樹のノーベル賞受賞後に、日本の科学がさらに複数の領域において国際的評価を得るに至るまでの具体的な展開や、湯川秀樹・朝永振一郎に代表される素粒子論での優位を確保しつつ、そこにとどまらない実績を積み上げ、それが国際的な評価を得ていく過程の実態を読み取ることができた。 戦前期に関しては、さらに実態を明らかにする必要のある加藤元一の研究室の動向について、資料の調査収集や分析の指針を得ることができた。今年度の研究発表の件数は多くはないが、今後、成果を発表するための準備は順調に進められたと評価できよう。より確実な知見を得るためにはさらに資料の調査・分析が必要であるが、一定の方向性が確認できたことにより、そうした作業も今後はより迅速に進むものと考えられる。
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| Strategy for Future Research Activity |
本計画は、さらに2025年度・2026年度にわたって継続される。この期間に、以下のような点を中心に研究を進める予定である。 ・1973年に至るまでの、ノーベル物理学賞・化学賞の推薦・被推薦・選考等に関する情報について、特に国際的な競争・協力関係に注目した分析を行う。日本出身の研究者が、ときに国外の研究機関に所属しつつ挙げた成果が、賞の選考に関わって言及されることもあり、検討を日本国外にも広げる必要がある。 ・戦前期の動向のうち、充分な解明が進んでいない事例、具体的には加藤元一・呉建・佐々木隆興などに関する推薦・被推薦・評価について、広く資料を収集・分析し、彼ら及び彼らの研究室の動向を明らかにすることを目指す。 ・上述の調査・研究の成果を、論文等として発表するよう努める。
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