| Project/Area Number |
22K00531
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 02060:Linguistics-related
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| Research Institution | Kansai Gaidai University (2023-2024) Ehime University (2022) |
Principal Investigator |
塚本 秀樹 関西外国語大学, 外国語学部, 教授 (60207347)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀江 薫 関西外国語大学, 外国語学部, 教授 (70181526)
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| Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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| Keywords | 日本語 / 朝鮮語/韓国語 / 動詞 / 名詞 / 対照言語学 / 複合格助詞 / 連体修飾節構造 / 空間的/時間的/因果的相対性 / 相対名詞修飾節構文 / 人称詞 / 名詞修飾節 / 名詞化 / 文法体系 |
| Outline of Research at the Start |
本研究の目的は,日本語と朝鮮語で動詞や形容詞から派生された名詞をはじめとする「名詞化」がかかわる形態・構文や現象に着目して,対照言語学からのアプローチで考察することにより,「名詞化」が各言語でどのように成り立っており,また各言語の文法体系全体においてどのように位置づけられるのか,ということを解明することである。 また,本研究は,実際に使われている日本語と朝鮮語の例をコーパスや新聞・雑誌・小説などから収集したり,朝鮮語については母語話者に対する入念なインフォーマント調査を行ったりすることによって得られた豊富なデータに基づく。
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| Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者の塚本は次のことを明らかにした。 昨年度は,これまでまだ探究していなかった,日本語における名詞が用いられた複合格助詞に焦点を当て,「~のおかげで」「~のくせに」「~のせいで」「~のために」「~のついでに」と,それに対応する朝鮮語の表現に関する考察を行ったが,本年度は,それを土台として,さらに「~の暁に」「~のたびに」「~と(は)逆に」「~と(は)無縁に」「~が原因で」「~が証拠に」などと,それに対応する朝鮮語の表現に関する考察を行った。その結果,名詞が用いられた複合格助詞については,朝鮮語よりも日本語の方が種類も多く,活用されていることが明らかになった。また,こういったことは,日本語は名詞中心的な表現をとるのに対して,朝鮮語は動詞/形容詞中心的な表現をとる,といった,他の現象について考察することで明らかにされている様態と一致するものである。 研究分担者の堀江は次のことを明らかにした。 日本語と朝鮮語の連体修飾節構造,特に空間的相対性(例:「前」「隣」),時間的相対性(例:「朝」「1年後」),因果的相対性(例:「原因」「結果」)を表す主名詞を修飾する連体修飾節構造を対象として「省略」と「推論」という観点から対照研究を行った。具体的には,日本語では,「山田さんが座っていた隣」のような構造において「座っていた(席の)隣」の「( )」で示した部分が言語化されておらず,推論において補っているのに対して,朝鮮語では,言語化する必要がある,という対比について複数の招待講演において発表を行った。特に,東京大学で生越直樹名誉教授が主催した国際シンポジウムでは活発な研究討議を行った。また,近年,柴谷方良氏が展開している「体言化理論」について言語類型論の観点から概説論文を執筆した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究代表者の塚本は,所属機関が変更となった2年目であったが,昨年度に引き続き,管理・運営の任務にも大いにかかわらなければならず,超多忙であったため,本研究課題を遂行する時間をほとんど確保することができない状況であった。
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| Strategy for Future Research Activity |
【現在までの進捗状況】の項目で記した状況であるため,「(F-14)補助事業期間延長承認申請書」を提出し,承認された。今後は,それに伴い,本年度に行うことができなかった考察を精力的に進め,本研究課題全体を取りまとめる作業に注力する。
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