A Descriptive and Theoretical Study of Some Aspects of Japanese and English Constructions Used to Reveal the Information and Interpretation Not Easily Accessible to the Hearer
Project/Area Number |
22K00616
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02080:English linguistics-related
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
大竹 芳夫 新潟大学, 人文社会科学系, 教授 (60272126)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 日英語比較研究 / 名詞節化形式 / 実情や解釈を披瀝する構文 / It is that節構文 / 「のだ」構文 / 指示表現 / 意味論 / 語用論 |
Outline of Research at the Start |
事柄の背後の実情や解釈を披瀝する日英語の諸構文の特性の究明が近年試みられている。しかし、多くが不十分な事実観察や構文の部分的考察に留まり、未だに本質は詳らかにされてはいない。申請者は、実情や解釈を披瀝する形式の一つであるIt is that節構文と「のだ」構文の意味・談話機能や披瀝性の表出過程の異同を解明してきた。本研究では、主語に実情や解釈を表す名詞句が生ずるThe {fact / interpretation, etc.} is that節構文を、It is that節構文及び「のだ」構文と統一的視座で照合することで、それぞれの機能的特性、形式と意味の類像性を記述的・理論的に解き明かす。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、実情や解釈を披瀝する諸構文の統語構造と意味・機能の分析を通して、形式と意味の類像性、日英語の個別性と普遍性の両面を体系的に明らかにすることを目的とする。本研究期間内で主に次の3点を多角的に研究してゆく。(i)実情や解釈を披瀝する日英語の構文を統語的振る舞いの相違に基づいて分類し、各統語的事実を表面的な形式の背後にある抽象的な統語構造と関連付けて説明する。(ii)主語名詞句、各指示表現、補文の名詞節化形式により言語化される伝達内容はどのような情報であるのかを機能的、語用論的観点から明らかにする。(iii)実情や解釈を披瀝する構文における日英語の主語名詞句、指示表現、名詞節化形式の選択・出没を比較対照しながら、両言語の知覚・認識メカニズムと文法化過程の個別的側面と普遍的側面の実証的解明を試みる。 研究初年度の本年度は実証的研究を目指し、実情や解釈を披瀝する構文が使用されている基礎的資料を収集、観察、分析した。本年度の研究実績として、【論文】大竹芳夫(2022)(「実情を部分的に披瀝する英語構文の諸特性:{Part / Some} of it is that節構文の意味と機能」『人文科学研究』第151輯. (新潟大学人文学部) pp.1-22.)、および【論文】大竹芳夫(2023)(「英語のIt be NP V-ing構文による事態の同定」『新潟大学言語文化研究』 第25号. pp.1-10.)を挙げることができる。 大竹芳夫(2022)では、先行する事柄の背後の事情や実情を部分的に披瀝する英語構文のひとつである{Part / Some} of it is that節構文の意味と機能の諸特性を実証的に究明した。また、大竹芳夫(2023)では、It+be動詞がその補部に名詞句+-ing句の連鎖を従える構文をIt be NP V-ing構文と呼び、実際の言語資料を観察しながらその意味と機能を解明した。 本年度は当初の目標をおおむね達成することができた。次年度以降も研究成果を国内外に向けて発信してゆく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究初年度の本年度は実証的研究を目指し、研究対象の日英語の実情や解釈を披瀝する構文が使用されている基礎的資料を収集、観察、分析した。本年度の研究実績として、【論文】大竹芳夫(2022)(「実情を部分的に披瀝する英語構文の諸特性:{Part / Some} of it is that節構文の意味と機能」『人文科学研究』第151輯. (新潟大学人文学部) pp.1-22.)、および【論文】大竹芳夫(2023)(「英語のIt be NP V-ing構文による事態の同定」『新潟大学言語文化研究』 第25号. pp.1-10.)を挙げることができる。 本年度は当初の目標をおおむね達成することができた。次年度以降は本年度の研究で得られた知見をさらに深化させながら、研究成果を国内外に向けて積極的に発信する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
初年度の研究成果を踏まえて、明らかになった問題点を整理しつつ、談話や発話場面を分析し、実情や解釈が披瀝される際の主語名詞句や指示表現の選択と名詞節化形式の生起が語用論的要請にどのように動機付けられているのかを明らかにする。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)