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インクルーシブな社会を目指す言語教育:ヒューマンライブラリーを再考する実践研究

Research Project

Project/Area Number 22K00656
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 02090:Japanese language education-related
Research InstitutionIbaraki University

Principal Investigator

福村 真紀子  茨城大学, 理工学研究科(工学野), 助教 (50835866)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 本間 祥子  千葉大学, 大学院国際学術研究院, 助教 (00823717)
中川 正臣  城西国際大学, 国際人文学部, 准教授 (30796280)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Keywordsヒューマンライブラリー / 言語教育実践 / マジョリティ性とマイノリティ性 / ダイバーシティ教育 / インクルーシブな社会 / ダイバーシティ教育と言語教育の融合 / マイノリティとマジョリティ / 実践研究
Outline of Research at the Start

本研究は、言語の学びを言葉を使った思考による個人の内側の変容と捉える。そして、正しさを重視する従来の言語教育のあり方に問題を提起し、ダイバーシティ教育の視点を加えた新たな言語教育の役割を提言する。そこで、ダイバーシティ教育の視点を取り入れた言語教育としてのヒューマンライブラリー(以下、HL)を実践する。HLは、人が「本」として人生を語り、聞き手の「読者」が「本」を理解する、思考と表現が往還する活動である。本研究では、HLの意義と課題をあぶり出し、①ダイバーシティ教育と言語教育の視点を融合したHLの創り方と②インクルーシブな社会の実現に向けたHLの波及効果の拡張方法の2点を検討する。

Outline of Annual Research Achievements

本研究の成果発表として、2023年9月23日、韓国日本語学会第48回国際学術発表大会(於・韓国ソウル)にて「インクルーシブな社会を実現するための言語教育実践:「日本人のマジョリティ性」をテーマとしたヒューマンライブラリーの試み」(発表者:中川正臣・福村真紀子・本間祥子)というタイトルで研究発表を行った。発表では、これまでに実施したヒューマンライブラリーの省察から、ヒューマンライブラリーというイベントの構成員である「本」「読者」「司書」にとっての実践の意義を言語教育の視点から明らかにしたことを提示した。また、本研究の対象は、言語教育実践としてのヒューマンライブラリーの企画・開催・振り返りであるため、今年度は、以下の2回ヒューマンライブラリーの企画と開催に取り組み、各回2名の「本」役に語りのセッションを担当してもらった。
①「ミニ・ヒューマンライブラリー:マジョリティが纏う特権について考えてみよう」(共創学会第7回年次大会 共創する時空、いま・ここ,於・日立シビックセンター(茨城県), 2023年12月10日)
②「ミニ・ヒューマンライブラリー」(於・山のホテル(長野県), 2023年2月18日)
上記の各回、語りのセッション後に参加者全員での振り返りの時間を設けた。その振り返り会において、参加者同士で意見交換を行い、本実践の意義を探るデータ取得のため、やり取りについてメモを残した。②についてはビデオ撮影を行い、今後の分析の資料としてデータ取得を行った。
また、これまでの実践について共同研究者間で省察を行い、共著で論文を執筆して韓国日本語学会に論文を投稿した。本等高論文は査読つきであり、2024年4月現在、現在査読結果を待っている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本年度は論文を投稿できた点、国際発表を1回、ヒューマンライブラリーの実践を2回実施できた点で、進捗は順調だと言える。ただし、取得したデータはまだ整理されておらず、実施したヒューマンライブラリーの分析は完了していない。データの整理、分析は次年度への課題となった。

Strategy for Future Research Activity

前年度に実施したヒューマンライブラリーについて、「本」役になった協力者に聞き取り調査を行うなど、新たなデータを取得して分析、考察へと進みたい。また、ヒューマンライブラリーの実施もさらに計画している。ヒューマンライブラリー開催の回を重ねるごとに、実践のスキルが高まるとともに、実践の意義を明確にしていけると考えるからである。また、研究の成果発表も論文執筆や学会発表という形で精力的におこなっていく。2024年6月に「異文化間教育学会」において、口頭発表を予定している。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Presentation] インクルーシブな社会を実現するための言語教育実践:「日本人のマジョリティ性」をテーマとしたヒューマンライブラリーの試み2023

    • Author(s)
      中川正臣・福村真紀子・本間祥子
    • Organizer
      韓国日本語学会第48回国際学術発表大会
    • Related Report
      2023 Research-status Report
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

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