Development and Evaluation of a Content-Language Integrated Learning (CLIL) Curriculum for PEACE
Project/Area Number |
22K00669
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02090:Japanese language education-related
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
奥野 由紀子 東京都立大学, 人文科学研究科, 教授 (80361880)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡部 倫子 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (30379870)
佐藤 礼子 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 准教授 (30432298)
元田 静 東海大学, 語学教育センター, 教授 (40349428)
小林 明子 島根県立大学, 国際関係学部, 准教授 (40548195)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 思考の深化 / ライフストーリー / 「ココロ」「アタマ」「カラダ」 / Change Maker / トランスランゲージング / CLIL評価 / スキャフォールディング / 内容言語統合型学習(CLIL) / 平和教育(PEACE) / カリキュラム開発 / 4つのC / 評価 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、言語教育の役割は、言語を通して次世代を教え育み、平和な社会の未来を創る人材育成を行うと捉え、日本語教育分野において、「平和」をテーマとした内容言語統合型学習(Content and Language Integrated Learning、以下CLIL)による授業実践を行い、その有効性を探る。 本研究では、CLILの指導原理に基づいた授業実践を行いながら、1)言語、2)内容、3)思考、4)協学/異文化理解の各側面に関する学習者の変化について、第二言語習得研究、評価研究、教育心理学研究の分野における調査・研究手法を用いて検証し、平和教育を取り入れた日本語授業実践を促進させる。
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Outline of Annual Research Achievements |
上級用のCLILカリキュラムの開発と2大学におけるクラスで試行を行い、特に「思考」の進化を促す教師の足場かけに着目し、観察、記録を行った。カリキュラムの内容は、移民・難民問題や、「教育」をテーマとして、平和な社会を構築する人材育成を念頭に行った。具体的にはライフストーリーを主軸におき、ライフストーリーインタビュー手法を言語スキルとして学びながら、当事者の声を聞き、自分たちが社会のChange makerとして何ができるかを考えるようなカリキュラムの構築と目指す。履修者とは、実際に、授業の中で、アフガニスタンからの退避者家族に対する日本語支援も行った。また観察に協力してくれたベトナム人TAと共に、履修者の振り返りを質的分析ツールMAXQDAをを用いてCLILの4Cs(「内容」「言語」「思考」「協学/異文化理解」)の観点と、「ココロ」「アタマ」「カラダ」の観点から分析し、ベトナムでの国際学会で発表し、論文としてまとめた。 また初中級用のCLILカリキュラムの構築を「ココロ」「アタマ」「カラダ」を総動員して学ぶアプローチの観点から、環境問題について「食」をテーマに行った。未来の「食」について多角的に考え、トランスランゲージングも用いながら協学を行い学びを深める方法について検討を行った。 さらに、ベトナムのハノイ工業大学、日越大学に赴き、当事者性を育む教育にフォーカスを置きながら、CLILの理論や実践、効果的なスキャフォールディング、CLIL評価に関する教師研修を行った。 ことばの教育と平和を考える教育実践者たちと協力し、理論と実践を紹介する書籍『ことばの教育と平和』を執筆した。代表者は編著者として関わり、分担者は著者としてCLILに基づいたそれぞれの実践の報告を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究代表者と分担者と協力、検討しながら、新しいテーマとレベルでのCLIL実践を試行し、カリキュラムを修正しつつ構築していっている。開発したカリキュラムを日本語教育や初年次教育、継承語教育の中で共有できるように教材としての読み物を研究実施者の取材とライター協力により揃え、試行を継続する。試行の内容を記録し、教師用ガイドの作成も同時に目指す。
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Strategy for Future Research Activity |
上級と初中級のカリキュラムの同時開発を目指し、本年度試行を継続しながら、検証を続ける。次年度は、コロナも収束に向かっていることから実際に代表者が分担者の授業を見学し、教師のスキャフォールディングを分類し、カリキュラム評価につなげていきたい。さらに、研究代表者自身が、サバティカルを利用し、海外で内容と言語を学びながらCLILを経験し、その経験による振り返りをもとにカリキュラムに反映し、CLILで学ぶ学習者に寄り添ったカリキュラム開発を目指す。
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Report
(1 results)
Research Products
(20 results)
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[Book] 凡人社2022
Author(s)
奥野由紀子, 小林明子, 佐藤礼子, 元田静, 渡部倫子
Total Pages
120
Publisher
日本語でPEACE CLIL実践ガイド
ISBN
9784893589903
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福田倫子,小林明子,奥野由紀子,阿部新,岩崎典子,向山陽子
Total Pages
180
Publisher
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Total Pages
480
Publisher
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