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Development and practice of program of Japanese language education based on the social situation in Tanzania

Research Project

Project/Area Number 22K00673
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 02090:Japanese language education-related
Research InstitutionTokyo Metropolitan University (2023)
Kanda University of International Studies (2022)

Principal Investigator

瀬戸 彩子  東京都立大学, 国際センター, 特任助教 (80874619)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Keywords海外の日本語教育 / タンザニア / 社会的文脈 / 学習者の背景 / 動機づけ / ビリーフス / コースデザイン / レディネス
Outline of Research at the Start

本研究では、タンザニアで意義ある日本語教育を行うことを目指して、タンザニアの社会的状況をふまえた教育プログラムを開発する。サブサハラ・アフリカでは、言語知識・スキル習得を目標とする授業が多いが、知識やスキルを活かせる機会は少ない。また、そのような授業が学習者の考える学習意味や動機づけに合っていないとの指摘もある。そこで、タンザニアの社会環境・学習者の背景・教授上の困難点等について基礎調査を行った上で、高等教育機関における日本語教育プログラムを開発・実践する。

Outline of Annual Research Achievements

本研究はタンザニアの高等教育機関で意義ある日本語教育を行うことを目指し、(1)基礎調査を通じて①社会環境、②学習者の背景、③教授上の困難点を探索し、それを踏まえ(2)プログラム開発を行うものである。令和5年度も引き続き(1)基礎調査を行い、①社会環境と②学習者の背景の点で成果を得た。また(2)プログラム開発の前段階として過去に作成した教材の点検を行った。
①社会環境に関しては、講話会や文献調査を通じてタンザニア人のライフキャリアの有り様について理解を深めた。初等教育から脱落した若者の生計や、タンザニア社会に存在するインフォーマルエコノミーの概要及びそれに伴う人々の人生設計が日本や諸外国とは大きく異なることを把握した。
また、②学習者の背景探索のためタンザニアに渡航し、大学生の外国語学習に対するビリーフス調査を行った。この結果は翌年度発表予定である。
さらに(2)プログラム開発に向け、過去に作成されたタンザニア人学習者向け日本語教材をインストラクショナルデザイン理論の一つ「ガニェの9教授事象」を用いて点検した。その結果、「目標の明確さ」や「初学者への適切な足場かけ」等の不足が判明した。これについては令和5年9月に第4回アフリカ日本語教育会で口頭発表を行った。
その他成果として、前年度行った調査結果を東京都立大学国際センター『国際学報』に投稿したことを挙げる(令和6年3月発行)。これはドドマ大学で日本語教師経験のある元JICA海外協力隊員6名へのインタビュー調査をまとめたもので、「教師たちが授業と並行して現地教員確保に向けて動くものの、最終的に現地教員は誕生せず、程なくコロナ禍でリセットされた」という2009年から2020年までの歩みが確認できた。本研究のゴールであるプログラム開発に直接関わらないが、東アフリカ数国で停滞する日本語教育を再検討するため示唆を与えるものと考える。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

令和5年度はタンザニア渡航がかない、タンザニア人大学生対象のレディネス調査を行うことができた。また、渡航により現地協力者の人脈が広がり、今後開発するプログラムの実践機会を令和6年度中に得られそうである。しかしながら、令和5年度中に代表者が所属機関を異動したこともあり、これまでに得た動機づけや学習意味、レディネスのデータ分析作業に取りかかれず、(1)基礎調査が遅れていると言える。

Strategy for Future Research Activity

令和6年度はまず、(1)基礎調査と成果発表に取り組む。過去に収集した動機づけと学習意味のデータ分析作業を進める。そして令和5年度に行ったビリーフス調査のデータ分析も行う。
令和5年度の渡航の際、タンザニアで日本語コースが提供されている高等教育機関が残念ながら皆無となってしまったことが判明した。他方、訪問したいくつかの大学の教職員及び関係者のほとんどが、日本語をはじめとする外国語教育がタンザニアの若者に必要であると述べており、依然として学習ニーズが存在することも確認できた。そこで、当初の計画である「高等教育機関における日本語教育プログラムの開発・実践」から少々変更し、「タンザニアの高校生・大学生に向けた日本語短期講座」を実践の場と定め、それに向けて(1)基礎調査の結果を踏まえたコースデザインを行い、タンザニア社会に沿った意味のある日本語教育の実現を目指す。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • Research Products

    (3 results)

All 2024 2023 2022

All Journal Article (2 results) Presentation (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Journal Article] タンザニア・ドドマ大学における日本語教育の歩み:2009年から2020年の記録2024

    • Author(s)
      瀬戸彩子
    • Journal Title

      国際学報

      Volume: 2 Pages: 87-99

    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Journal Article] タンザニアの日本語教育の可能性 ―知的好奇心に応えるために―2022

    • Author(s)
      瀬戸彩子
    • Journal Title

      日本語学

      Volume: 41-4 Pages: 32-44

    • Related Report
      2022 Research-status Report
  • [Presentation] タンザニアの文脈に合わせて作成した教材の自己点検の試み:「ガニェの9教授事象」を指標に2023

    • Author(s)
      瀬戸彩子・原口望友紀
    • Organizer
      第4回アフリカ日本語教育会議
    • Related Report
      2023 Research-status Report
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

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