日本語母語話者の中国語中間言語コーパスの構築とその応用
Project/Area Number |
22K00710
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
張 恒悦 大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 招聘研究員 (70411171)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 慎吾 大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 准教授 (20513360)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 日本語母語話者 / 中間言語 / コーパス / 作文データ / 横断的検索 / 縦断的検索 / 中間言語コーパス / 中国語中間言語 |
Outline of Research at the Start |
日本語母語話者が産出した中国語中間言語は、誤用分析、第二言語習得研究、中国語教授法開発、日中言語比較対照、教材開発など多くの分野で活用されているが、中国語中間言語コーパスの構築が十分ではないことが現状である。そこで、本研究では、多様な学習歴を持つ日本語母語話者の中間言語をベースに均衡コーパスを構築し、利用者の視点に基づき、多くの検索機能を持たせ、さらに国内外に向けて発信し、その応用を促進することを目標としている。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、本研究で構築しようとする日本語母語話者の中国語中間言語コーパスに関するデータ補充・整理・加工しながら、研究発表も行いました。 データの補充・整理・加工に関しては、次のことを実施しました。①データ構成に偏らないように調整したり、補充したりしました。②個人情報保護の観点から、人名などに対して匿名処理を行った上で、学習者IDを付与しました。③学習者の属性を分類し、それぞれタグ付与しました。④品詞性や文法単位を判別するシステムを開発し、それぞれタグ付与しました。⑤チームメンバーが様々な議論を通して、作業手順やデータ処理に関するガイドラインを作成しました。 研究発表に関しては、日中両国の学会で研究成果を公表しました。①2023年度中国語教育学会第3回研究会において、「日本語母語話者の中国語中間言語コーパスの開発」を題としたワークショップを開き、本研究の開発目的と設計コンセプトについて報告しました(張恒悦、2023年2月26日)。②上海同済大学で開かれた「第7回漢語中介語語料庫建設与応用国際学術研討会」にオンライン参加し、「日本中国語語料庫建設与探索」を題とした口頭発表を行いました(張恒悦、2023年4月1日)。このように、日本国内にとどまらず、海外のコーパス研究の専門家との交流・議論も行ったことにより、有益な意見やアドバイスを得ることができました。 今後は、こうした意見やアドバイスを元に、本研究を改善・推進していく予定です。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画案に基づき、各自の役割を明確にしたチームメンバーの協力により、順序よく作業が進んでいるためです。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度の研究は、計画に沿って進め、検索システムの開発と試用を実施していきたいと考えています。①学習時間の分類システムを開発し、それぞれタグ付与します。②横断的検索・縦断的検索・全文検索という観点から検索システムを構築します。③システムの修正・調整しながら、試用を開始します。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)