発音指導と語彙指導を統合した新しい英語指導法の開発
Project/Area Number |
22K00761
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Kansai University (2023) Kobe University (2022) |
Principal Investigator |
大和 知史 関西大学, 外国語学部, 教授 (80370005)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
磯田 貴道 龍谷大学, 心理学部, 教授 (70397909)
鬼田 崇作 同志社大学, 文学部, 准教授 (00611807)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 発音指導 / 語彙指導 / プロソディ / 統合的指導 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、中等教育における、英語の発音(中でも、プロソディ)と語彙の統合的な指導方法を探求・開発することを目的とし、その達成の為に、1)これまでに私達の研究プロジェクトにより開発してきたプロソディ指導の枠組みとタスクの再整理、2)語彙指導における音声の役割と心理言語学的実験手法の整理、の2点に関しての文献精査を行い、指導語彙項目の精選・語彙項目の提示方法・指導方法(タスク・活動)の整備を行った上で、3)一定期間の指導実践を行い、その効果を検証する。最終的には、発音指導と語彙指導との統合による、音声知識と語彙知識への相乗効果をもたらす指導方法の開発を行い、広くその方法の公開を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、中等教育における、英語の発音(中でも、プロソディ)と語彙の統合的な指導方法を探求・開発することを目的とし、その達成の為に、1)これまでに私達の研究プロジェクトにより開発してきたプロソディ指導の枠組みとタスクの再整理、2)語彙指導における音声の役割と心理言語学的実験手法の整理、の2点に関しての文献精査を行い、指導語彙項目の精選・語彙項目の提示方法・指導方法(タスク・活動)の整備を行った上で、3)一定期間の指導実践を行い、その効果を検証する。最終的には、発音指導と語彙指導との統合による、音声知識と語彙知識への相乗効果をもたらす指導方法の開発を行い、広くその方法の公開を目指す。 2023年度においては、これまでの理論的背景の整理と指導の枠組みやタスクの提案について、学会発表において周知を継続的に行っている(研究代表者による関西大学外国語教育学会での講演や、研究代表者と分担担当者によるIATEFL国際英語教育学会でのオンライン発表)。また、調査実験計画の策定を踏まえ、分担担当者1による大学環境での実践に取り組んできた。取り組みの内容や結果については、RELC国際学会発表において報告している。また、それらの実践から、指導手順・材料・指導法の改訂ポイントを抽出し、2024年度前期において、改訂された実践を計画しており、その結果も踏まえ、研究の総括を行い、改訂された指導法の提案と共有のため、広く公開することとする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
プロソディ指導に関するタスクや指導法の整理に想定よりも時間がかかった点、研究分担者1の大学環境での実践において、指導内容・評価方法などにおいて、要改善点が見つかったことなどを受け、やや遅れているとの判断に至っている。なお、それらの改善点を指導実践を次年度(2024年度)に反映させる予定である。また、2023年度には中等教育学校教員との連携を十分に取ることがかなわなかったため、この点においても改善を見込んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
指導実践を行う上で,ここまでに提案しているプロソディ指導の枠組みやタスク作成のノウハウを活用し,語彙を一定のまとまりをもった単位で提示する際,どのような音声的特徴を捉える必要があるのか,どのようなタスクや活動が考えられるかについて検討を進め、指導プログラムとして整備したものを、分担担当者の勤務校による実践を通して検証していくこととする(こちらは実際に実践を開始している)。また、2024年度中等教育学校教員との懇談・研修の機会を計画し、そちらでの指導実践にもつなげてゆき、最終的には、大学環境と中等教育環境での実践結果を統合した上で、語彙指導と統合させたプロソディ指導のノウハウを取りまとめ、広く公開したい。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)