協同学習によるグループワークが学習者の言語・認知・情意面に与える影響について
Project/Area Number |
22K00779
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
吉村 征洋 龍谷大学, 農学部, 准教授 (90524471)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廣森 友人 明治大学, 国際日本学部, 専任教授 (30448378)
桐村 亮 立命館大学, 経済学部, 教授 (40584090)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 協同学習 / グループワーク / エンゲージメント / 動機づけ / 英語学習 / 日本人英語学習者 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、英語授業における協同学習理論に基づいたグループワークのメカニズムを検証する。特に協同学習によるグループワークのプロセスに焦点をあて、協同学習理論の基本的構成要素がいつ、どのように学習者の言語・認知・情意面に影響を与えているのかを包括的に分析する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、英語授業における協同学習理論に基づいたグループワークのメカニズムを検証する。特に協同学習によるグループワークのプロセスに焦点をあて、協同学習理論の基本的構成要素がいつ、どのように学習者の言語・認知・情意面に影響を与えているのかを包括的に分析する。先行研究では、協同学習が学習者に良い影響を与えることが報告されているが、実際のグループワークにおいて、協同学習の各構成要素の役割や重要度を時系列で詳細に検討した研究はほとんどない。本研究において、協同学習によるグループワークのメカニズムを分析することで、グループワークを実施する際、学習者の言語・認知・情意面に良い影響を及ぼすためには、どのような教育的介入が、どのタイミングで必要となるのかを明示する。協同学習をうまく遂行するためには、教員による教育的介入が不可欠である。本研究において、協同学習によるグループワークを実施するときに、学習者の言語・認知・情意面に良い影響を与えるためには、教員がどのタイミングで、どのような教育的介入を行えばよいかを考察することは、協同学習によるグループワークの効果を最大限に高めるために大きな意義をもつと考えられる。
2022年度は、協同学習に関する国内外の先行研究を精査し、協同学習の基本的構成要素間の関連性と階層性、および学習者の言語・認知・情意面への効果を検証するための質問紙項目を開発・作成した。次に研究代表者の勤務する大学を中心にして、予備調査を行った。学習者に質問紙調査を実施して、作成した質問紙調査票の妥当性を検証した。予備調査後は、質問紙調査票の質問項目に関して、適宜必要な修正を加えながら、学習者のデータを精緻に収集するために改善を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定通り、協同学習に関する先行研究をとりまとめ、さらに協同学習理論に基づいたグループワークのメカニズムを検証するための質問紙調査票を作成することができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は研究代表者や研究分担者の勤務する大学を中心にして、協同学習理論に基づいたグループワークを授業で実践する。予備調査で得られたデータを活用して、協同学習によるグループワークを効果的に進めるための方策を学生に教えるだけではなく、適宜、教員が教育的介入を行う。授業実践後は、調査参加者に質問紙調査やインタビュー調査を実施して、協同学習によるグループワークのメカニズムについて分析し、最終的に学習者に与える効果を包括的に分析・考察する。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)